OPTISとLucid Motorsが提携を発表、 先進スマートヘッドライト開発にシミュレーション技術を利用

2018年1月09日 |

CES_Lucid

仮想プロトタイピングのグローバル企業であるOPTISと、電気自動車メーカーのLucid Motorsは9日、次世代の自動車照明に対するバーチャル・シミュレーションを両社が提携して実施することを発表しました。

OPTISはソフトウエアと専門技術を提供し、Lucid Motorsが最新ヘッドライト・システムの照明デザイン、見栄え、路面配光状況の評価を行います。今回の提携によって、マルチレンズアレイ照明システムとピクセルレーザー照明ソリューションが実現し、車両および歩行者の安全性向上が期待されています。この取り組みは、Lucid Motorsの高級セダン『Lucid Air』に搭載される予定です。同ヘッドライトはCES 2018のOPTISのブース(ラスベガス・コンベンションセンター(LVCC)Tech East、ノースホール #3002)で、初のバーチャル・デモンストレーションが行われました。

Lucid Motorsが自社開発したマルチレンズアレイ照明は、数千のレンズを使用し、高精度で高解像度なヘッドライトの照射領域を再現することで多数の革新的な優位性を実現します。また、自動調整グレアなしソリューションで実現される理想的な配光によって、車両および歩行者の安全性向上も期待されています。同社の照明は業界で最もスリムでユニークな設計であり、OPTISのテクノロジーが加わることで、エネルギーを多く消費することなく優れた配光を行うとされています。

Lucid MotorsはOPTISのリアルタイムドライビングシミュレーターソフトウェア『VRX』を使用し、シミュレーター内のバーチャル試験コースで天候、対向車、歩行者など実際の交通状況を再現し、同社のヘッドライトの性能をテストすることができます。このシミュレーション・ソフトウエアは、製品化のための時間を短縮し、スムーズな安全性試験に役立つ仮想プロトタイプを開発するために、OEMからティア1サプライヤーまで自動車業界全体で採用されています。

Lucid Motorsの光学エンジニアであるHans Christoph Eckstein氏は「VRXによってLucid Motorsのエンジニアはヘッドライト・ビームの路面配光と車載センサーとの連動を確認することができるようになります。これによって、我々はビームを形成し、変更を加えることができ、ビームの動作と特性を正確にシミュレーションできる」と語っています。